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14/7/1 飯舘村 猫撮るレポート2:一寸先は闇

7月1日の飯舘村犬猫訪問レポートその2です。

■GS横

@5:56 早朝の飯舘村は快晴!
村は標高が少し高いところにあります。まるで高原にいるかのような気持ち良い風が吹き抜けていきます。
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猫たちはお留守。
ドライフードはほどよく残っていました。
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そこかしこに美しい自然の営みが。
ここには自然と調和した人々の営みがあったのだろうと想像します。
青い空も緑の森も変わることなく存在しています。花の美しさも変わっていないはず。
目に見えない放射能が降り注ぎ、人の営みだけが消え去ってしまいました。
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■白タヌ茶タヌの家

家の中にエサ場があり、猫たちが自由に出入りできるお宅。
玄関をガラッと開けると、まだ寝ていたのかキジトラさんが伸びを披露してくれました。
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なんとなくざわつく猫たち
かわいいですね
空の紙皿は前回どなたかが給餌した際に使ったもの、完食されていました。
テーブルの上の洗面器にはドライフードが残っていましたので、人が来た時にだけ食べられるウェットフードを楽しみにしてくれているようです。
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白タヌ元気!三毛ちゃんかわいい。
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人が来た時のウェットフードを楽しみにされると、訪問のしがいもあるというものです。
人が住んでいれば、一日2回の食事が普通だっただろうにね・・・たまにしかこれなくてごめんよ。
三毛ちゃん…眠そうだね、かわいいね。
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伸びてたキジトラさんは、やっぱりまだ眠たいそうです。
すごく慣れているわけではありませんが、人の存在をある程度受け入れてくれているのが伝わってきます。
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手前のダンボールにも三毛ちゃん。
メシ前ですが眠たいのでいまひとつ盛りあっがっていませんね。
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最近、ここの主のように振舞っているキジ白くん。
「メシメシ、はやくはやく」
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人に対しては少し怖がりだけど、きっと本来は度胸がいいと思われる三毛ちゃん。
「メシメシ、はやくはやく」
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はい、どうぞ!
まずはカロリーエースを二皿用意しましたが、なぜか同じ皿から・・・
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ウェットフードを並べたら盛り上がってきました!
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みんなが食べ終わった頃にダンボール三毛もきた
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そして、同じ皿から
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かわいいね。
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2014.7.1 6:41AM みんな生きていました。
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■山裾の小屋

2度目の訪問。
車を停めると「シロ」がスタスタと寄ってきてくれましたよ。

「メシもってきたのか?」
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撫でようとしたらあっちに行ってしまいましたが、またすぐ戻ってきます。
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伸びをはさむ余裕
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この表情でいつも日比さんにもおねだりしてるんだね!
とてもかわいいですね。
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2014.7.1 6:54AM シロは元気に生きていました。
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しかし、この3日後に元気な姿が確認されたのを最後に、頻繁に訪れる日比さんの前にも姿を見せなくなってしまいました。
そして、7月10日に左目がつぶれ全身傷だらけの状態で、「チーム銀次」オレ銀号の前に姿を現しました。
翌11日に日比さんが保護、そして入院。「蓮」と名付けられました。
おそらく野生動物に襲われ負傷したもの。他の場所でも猫がハクビシンに襲われて大怪我をしています。
人が住めなくなったこの地では、猫の命をつなぐために置き餌をせざるを得ません。
しかし、そのエサを狙って野生動物がやってきます。猫を飢えからは守っても、野生動物の脅威からは守れない。

もともとは、人が起こした原発事故が野生動物ではない猫たちを、野生と境界のない過酷な環境に追いやりました。
「かわいそう」ではなく、私も加害者のひとりだと思っています、ただただ申し訳なく感じます。
僕らは猫を守るために一体どうしたらいいというのでしょうか?

どうか無事に回復して欲しい。

※7月18日、日比さんのツイート
「一週間前に満身創痍で入院した「蓮ちゃん」、快方に向かっていると病院から連絡があった。足のキズがひどいためもう一週間入院。ウイルスチェックもしてもらったが、こちらはダブルキャリアだった。キズが治っても山裾の小屋には戻せない・・・」

これから先、蓮と村で会うことはない。蓮に安心して暮らせる幸せな未来が訪れますように。

 

■風車の家

最近、ここで猫を見かけていません。しかし、かつては確実に猫が暮らしていました。

物置小屋の中に入ってみると、猫の足跡が。いつ頃のものかはわかりませんが、ドライフードを置いておくことにしました。
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野生動物にすぐに食べられてしまうかもしれません…しかし、もし偶然タイミングよく猫が寄ってきてくれたらなら。
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■杉林の家

あっ、「スミダ」が日向ぼっこしてる!
似合わないな、なんとなく。120%インドア派のイメージなんだよね。
早朝の爽やかな風は気持ちいいよね!スミダにはなんとなく似合わないけどw
今日はよいお天気でうれしいね!スミダにはなんとなく似合わないけどねw
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調子に乗って近づいたら、あっちに行ってしまった。
ツレナイぜスミダさん。
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爪とぎスミダ。活発に動くスミダさん、なんか違和感があるんですけどw
いつも薄暗い室内に座って口を痛そうにしていたのを見ていたからかな…でも気分が良さそだね。
見てるこっちまでうれしくなりますよ。
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スミダがかわいい、ペロッ。
超違和感w
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「クルッポ」が遅れて登場の巻。
なんか慌ててるw
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急ぎ足w
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入れ替わりでスミダは遠くへ行ってしまいました…近くにいたらいいのに。
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帰ってきたw
その顔は素敵だよ。
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なつっこい派のクルッポと距離を置きたい派のスミダ
2匹は結構仲がいい。
住人の避難からずっと支えあってきた仲間だもんね。
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再び最初にいた場所へ「とおっ」
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クルッポ、かわいい。
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その顔も素敵だよ。
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クルッポと散歩
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ご機嫌ちゃんです。
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あれっ、スミダも来たの?
意外と寂しがりやなのかもね疑惑。
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「なんだよー」
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「そんなに見るなよ」
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「ていうか、早くメシにしろよ」
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「うんめ~」
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ああ、スミダかわいい。口の痛いのが治るといいね@7:40

 

一寸先は闇、いつ何が起きてもおかしくない人の営みの消えた土地で生きるかわいい命たち。
今日も1日無事でいてくれますように、明日も明後日もその次の日も。

いや、一寸先が闇なのは人の営みがあっても同じなのかもしれません。
猫だけでなく人にとっても。

 

つづく

 

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