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写真展『Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち』はじまりました&前日

4月に入ってからブログの更新が滞ってしまいました。
写真展「Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち」の準備に追われて、ブログまでどうしても手が回らなくて…
飯舘村訪問レポートは、実はしれーっと3回分ためています…できるのかオレ。

やるさ!

写真展は、どうにか4月23日(水)から無事にスタートすることができました。

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『Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち』

会期|2014年 4月23日(水)~5月26日(月)
@ ギャラリー・エフ 浅草[HP
東京都台東区雷門 2-19-18 [地図
12:00~19:00(最終日は17:00まで)|火曜休
※4月29日はギャラリーとカフェのみ営業
入場無料(犬か猫のフード1品をお持ち寄りください[任意])
※フードは飯舘村の犬猫に届けさせていただきます。
※フードのお持ちよりは任意です。フードをお持ち寄りいただかなくても展示はご覧になれます。
村の犬猫にあの子にこれを食べさせてあげたい、そういった気持ちをお持ちいただけましたら、ぜひフードをお持ち寄りください。
自分の犬猫とかわらない存在として、彼らを想っていただけたらうれしく思います。
写真展詳細@ギャラリー・エフHP
フードについて・ウマいメシお品書き

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ギャラリー・エフのカフェスペース奥には1868年に建てられた土蔵があります。
改装され今は「忘れてはいけないこと(忘れゆくもの)、失ってはいけないもの(失われゆくもの)、見ようとしなければ見えないもの」をテーマに展示や公演が行われています。
関東大震災や東京大空襲を乗り越え過去を伝え続ける生き証人のような建物。ここで今わたしたちが忘れてはいけないことのひとつ「原発被災地で起こったこと、起こっていること」を伝える機会をいただけました。

飯舘村は福島第一原発の爆発事故で放射性物質に汚染され、全村民が避難を余儀なくされています。
村民の避難は今も続いています、村では何も収束などしていませんし、何も終わってなどいません。
原発事故のあった日からずっと、村民の苦悩や哀しみは続いています。

そして、「およそ200頭の犬と400匹の猫が取り残され、飼い主の帰りを待ち続けています」
ニュースでは数字に置き換えられてしまうことが多い犬猫が、いまも村で暮らし続けています。
しかし、犬猫は村民が避難する前は名前を呼ばれ、わたしたちと一緒に暮らしている犬猫と何も変わらない幸せな日々を送っていました。
もしも、あなたの町に人が住めなくなったら、そして犬猫と一緒に避難することが叶わなかったら…
想像してください。
もしもあなたが愛し、あなたのことが大好きな犬猫が人の住めない場所で生きなければならなくなったらと。
それはあなたにとっても犬猫にとっても苦しいことのはずです。
それが、いま飯舘村で起こっていることです。
東京から250kmほどしか離れていない場所に、いまもある現実です。

そして、この現実を引き起こしたのは原発を容認し続けてきた、わたしたちの無関心がつくってきた社会です。
もちろん僕にも責任があります、そしてすべての大人に責任があります。

「動物がかわいそう」それだけで終わってよい問題ではないと、僕は考えています。
苦しい立場に追いやってしまった動物たちにどう償っていくのか、そしてせめて同じ過ちを繰り返さないためにどのような社会をつくっていくのか。
それはわたしたちひとりひとりのこれからの行動にかかっていると思います。

今回の写真展では、はじめて飯舘村に犬猫を訪ねた2012年2月19日から、写真展直前の2014年4月15日まで60回の訪問で出会った犬猫たちの姿を展示しています。
彼らは、家の猫と何も違わないかわいい姿や喜怒哀楽を見せてくれます。
だからこそ飼い主と一緒に暮らせないことで辛い思い、哀しい思いもしています。
彼らのかわいさ、強さ、弱さ、生き死に…2年間に出会った様々を展示できたと思います。
彼らはずっと飯舘村で生きています、そしていまも飯舘村で生きています。
彼らの姿を見て、手を伸ばせば届く場所に彼らが存在していることを知り、忘れないでください。

ギャラリー・エフのIzumiさんとともに飯舘村に通い、村の犬猫への想いを共有し一緒に展示をつくれたことで、現時点でのベストに辿りつけたと思います。
そして、この後にご紹介しますが、チーム銀次メンバーのひとりひとりが村の犬猫への想いや関わりを深め、村の子たちのことを知ってもらう機会として「Call My Name」を大切に思い、力を貸してくれました。
そして、この人のつながりは「銀次親分」の取材で僕がギャラリー・エフを訪れたことからはじまっています。
素敵な出会いをくれた銀次親分への感謝をこめて、銀次親分の写真も展示させていただいています。

———-

さて、23日(水)12:00に予定通り無事にスタートした写真展ですが、前日はてんやわんやでございました。

写真展の準備では、飯舘村へ犬猫の給餌に通ったり、そのサポートをしていただいている「チーム銀次」のみなさまに多大なるご協力をいただきました。
「ふたりでも5時間くらいで終わりますよね」という甘い見積もりの僕を救ってくれました。
ありがとうございました。

というわけで、展示準備の様子をご紹介します。

14:00 ギャラリー・エフ集合

なんとか無事にプリントやら額やらを持って到着しました。
ちなみに朝まで展示用のテキストを作成&プリントしていましたので、若干フラフラでした。
そんな時いつも思います「これからは先行逃げ切り型の人になろう」と、しかしいまだ「後方待機追い込まない型」です。

到着すると、お手伝いに来てくださったチーム銀次で画家の町田尚子さんが、表まるまる裏しじみの手書きうちわをプレゼントしてくださいましたよ!
いやーもう本当に本当にかわいくてかわいくて、自慢したいのでギャラリー・エフのカフェの壁に展示中です、自慢気に。
写真と合わせてぜひご覧になってくださいね。

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しじみ

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まるまる(表)

さてさて、みなさま揃ったところでテキスト掲示用のスチレンボードのカットやら、額装やらの作業がはじまりました。
僕も額装をはじめたのですが、数枚終わったところで早くも悟りました…
「こりゃ5時間じゃ終わらんわ」
長丁場になるとわかったら、まずは腹ごしらえです。

「・・・」

ネ根性組が腹ごしらえをしている間に、なんとテキストのスチレンボードのカット&貼り付け、額装のほとんどすべてが終わっていました。

チーム銀次ど根性組すごいなー!

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計算違いでできてしまった余白もバッサリいってくれました!
左から「豆川さん」「miikoさん」「尚子さん」。みんなパキパキ作業をすすめてくださいましたよ。
豆川さんは、なんと新車での遠出がほぼすべて飯舘村の給餌という強者です。
この時、僕は主に作業するみなさんを「すごいなー」と指をくわえて見ていましたよ。

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ギャラリーの壁の展示も豆川さんと尚子さんがパキパキと。
僕の入り込むスキはどこにもないようですね、たまに「あ、もうちょっと左が上です」とかひとりごとを言うのがやっとでしたよ。

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蔵の展示も…
脚立にのってるのが「あやこ隊長」、miikoさん。
おふたりが絶賛販売中のチャリティーグッズ「ナツド」の発案製作者です。[外猫まるまる「ナツド」
壁側に豆川さんと尚子さん。
尚子さんは、画家の町田尚子さんでして、僕にありがたい「まるまるしじみ団扇」をプレゼントしてくださった方です。
後ほどご紹介しますが、今回の写真展で販売する「チャリティー手書きうちわ」と「チャリティー手描きトートバッグ」をつくってくださいました。バッグは初日で完売!うちわも4日目で完売!
「みなさん、こっち向いてー」の呼びかけたのに、なぜかあっちを向いています。
右手前がネ根性Izumiさん…何してんの?

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蔵は2階もありますよ。
2階は写真を吊っての展示が多く、1階よりも大変大変!
白いシャツを着ているのが、仕事帰りに参戦してくれた「まどかさん」
飯舘村の日帰り給餌から帰ってきた足で武道の稽古にいってしまうほどの屈強人です。
一緒に行った時の帰り道は9割方運転してもらいましたよ。
この作業も、もちろん僕は後方から見ているだけでしたよ。

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わかりにくいですが(体勢があまりにもアレなので、あえてわかりにくく撮ったんですよ)、階段上の展示をアクロバティックにこなすmiikoさん。

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照明はあやこ隊長とIzumiさんが担当してくださいましたよ。
僕はたまに「いいですねー」とかひとりつぶやいていましたよ。

そんなこんなで展示の準備が完了したのが23時くらいだったと思います。
まだ片付けやら最後のツメは残していましたので、メシ休憩をはさみ最終的には翌2時くらいだったかな。
12時間…どこが5時間じゃい。
みんながいなかったらと思うと…オソロシヤオソロシヤ

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会場のあちこちに尚子さん作の村の猫がいますよ!

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こちらも尚子さん作のコケシとチャリティートートバック。
トートバッグは初日で完売。朝一でバッグを購入しにきたお客様もいたそうですよ。

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そして、チャリティー手描きうちわ。こちらも尚子さん作で、4日目で完売しました!
完売してしまったので、せめて写真でご紹介いたします。

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シロ(プラッチ)

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ムク

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ムギ

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やま&かわ

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ほたて

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はなちゃん

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タロウの家の茶トラ

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ヤマパン

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うたちゃーーん

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マァマァ

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ジローっの子猫

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みーちゃん。ちょっとしじみに似ていますね。

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チーズのちーちゃん

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チビ

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ココちゃん

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ハイジ

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シロビ

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裏面は「銀次親分」と1枚だけ尚子さんちの「白木」氏
[撮影:町田尚子さん]

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コケシはまだまだ販売中でございます。
町田尚子さんの個展では、すぐに売り切れてしまうという一点一点手書きのコケシたちです。
一番右の「彼岸花」のみ販売品ではありません。
町田尚子さんによるコケシのご紹介は[こちら

 

そして、当ブログにてまるまる着用写真をしつこくしつこく掲載してご紹介させていただいたチャリティーシュシュ「ナツド」も絶賛販売中です。

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まるまるかわいいなぁ…おっさんだけど似合ってる!

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しじみちゃん…首埋まり族につき普通サイズはキツキツ、特注まるまるサイズでピッタリでしたよ。

 

そして、出遅れていた?「Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち」写真展のポストカードは、現在制作進行中です。
ゴールデンウィーク後半には販売開始となります。

写真展期間中も、飯舘村には行く予定です。
みなさまにお持ち寄りいただいたフードを村の子たちに届けに行ってきます。

僕は週2~3日は在廊予定ですので、もし見かけましたらお気軽にお声がけくださいませ。
浅草でみなさまとお会いできるのを楽しみにしております。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。
またのお付き合いを、よろしくお願いいたします。

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