6年前のはじまり
昨日2月19日にInstagramに投稿したのですが、6年前2012年のこの日に僕の飯舘村での犬猫撮影がはじまりました。以下、Instagramへの投稿を掲載します。
2012.2.19 福島県飯舘村
6年前の今日、私は飯舘村の犬猫を撮りはじめました。
原発事故からおよそ1年の頃です。
村内に人影はなく、時折パトロールする警察と村民自警団の車両を見かけるだけ。
車内のガイガーカウンターは、まるで恐怖を煽るようにアラーム音を発し続けていました。
自警団の方に教えてもらった犬のいる家。
山の上は大雪。
犬たちは、スキンシップとフードを求めて必死に訴えてきました。
飼い主は数日ごとに犬の世話のため村に戻っているケースが大半。犬たちは、退屈や空腹を抱え、寒さや野生動物の脅威と向き合っていました。
雪の中、つながれた犬たちとの出会いが、以降現在まで飯舘村の犬猫とかかわるきっかけとなりました。
Instagramでも、福島の原発被災地の犬猫の情報発信をしています。
ぜひフォローをお願いいたします。
instagram.com/nekotoru_pj/
「タロウの家の茶トラ」2014.5.27
飯舘村で会う猫は、何も特別ではありません。
みなさんや私の愛猫と変わらぬ個性であり命。
もちろん、人も犬も。
私は、もし自分が愛犬が愛猫が彼らだったらと想像します。
手を差し伸べてくれる人、関心を持ってくれる人が多ければ心強いと感じるはず。
同じ過ちを繰り返さない方向に社会が向かってほしいと願うはず。
室内の餌場には、猫の家族が寄り添うように暮らしていました。
雨風暑さ寒さがしのげ、野生から身を隠せる寝床は、猫たちにいくらかの安らぎをもたらしていたはずです。
猫たちに向けられた人の想いは、彼らの生きる力となります。
2014.6.24 福島県飯舘村
現地の犬猫と同じ空気を吸い、感じたことを綴っていきます。
そして1枚1枚の写真には、彼らが生きた証を残したいとの想いを込めています。
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