14/12/14 飯舘村レポート2：また来るからね

■チーズとムギと仲間たち
■木林森くん

猫たちも一緒のようです、陽射しがありがたいのは。

夏以来かな、「チーズ」のちーちゃんに会いにきたのは。

除染の終わった犬たちの暮らす庭。

姿を消していました、「木」を刺す風を少しばかり遮っていた垣根も枝も。

「林」くん。

冷凍庫のような夜を想う。

猫たちのおかしさに心が少しだけ緩みます。

ひとり付きまとう「ムギ」が、ここの腹ぺこリーダー。

うるさい・・・・・・

ひとり敷地の奥に暮らしていました、「森」くんは。

腹ぺこリーダー

迫り来る。

猫族の大移動。「しろび」はチーズの子らしい。

黒猫（大）、人なつっこくなってる。僕ははじめてお触りしました。

ちーちゃん。

は、腹ぺこリーダー・・・・・・

ちーちゃん。

は、腹ぺこリーダー・・・・・・

氷を舐める。

除染の風景

時折、ダンプが通り過ぎます。この先に放射性廃棄物の仮置き場があります。

 

■みーちゃんの家

長いアプローチを登った先に暮らす飼い猫の「みーちゃん」。

空のえさ場。

車に乗れば人が帰らないのを知っているのだと思います、この子は。

除染の風景。

とにかく人の後をついてきます。

仏頂面と歓喜のしっぽで。

とにかく人に向かってきます。

100%の親愛をまっすぐに向けてくる命たちに、人はどうこたえればいいのでしょうか・・・・・・

車に乗れば人を少しだけ留められるのを知っているのだと思います、この子は、本当に。

この日、いちばんキツかった瞬間。

また来るからね。

としか言えませんでした。

 

［つづく］

 

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