幸せへのリレー
11月11日、飯舘村で保護された二匹のメス猫がのら生活に終止符を打ち、家猫修行に入りました。
飯舘村で精力的に給餌や避妊去勢の活動を続けるボランティアの「Jupiter」さんが、一週間ほど前にマメの家で保護した姉妹です。
保護時のレポートはこちら
そしてこの日の昼間、飯舘村のお隣川俣町の動物病院預かりとなっていた姉妹を、村の犬猫に欠かせぬ存在ボランティアの「日比」さんが、郡山のシェルター「福猫舎」まで搬送。
日比さんは日頃から給餌以外の活動でもご活躍されています。
古希間近と伺っていますが、会えばいつもニコニコ僕より元気に見えますw
本当に本当に頭の下がる思いです。
福猫舎の「犬班A。」さんがこの猫たちの保護先を探し、横浜の「おーあみ避難所」で終の棲家を探すことになりました。
そして、この日福猫舎に日帰りで手伝いに行っていた浅草ギャラリー・エフの「Izumi」さんが、郡山から東京まで新幹線で姉妹を搬送。
おつかれさまでした。
ギャラリー・エフの窓には、これまた飯舘村で保護された「富士子」ちゃんの家族募集のポスターが。
富士子ちゃんは、現在チーム銀次の「あやこ」さん宅で家族との出会いを待っています。
富士子ちゃんの里親さん募集の詳細はこちら
手荷物扱いで東京へやってきた姉妹。
強行軍にも関わらず、けっこう元気なIzumiさんが笑いかけますが・・・・・・
姉妹はけっして笑いません。
笑わないどころか、郡山から無言を通していたそうです。
そりゃ怖いよね、自分たちがこの先どうなるのかわからないもんね。
でも、もう少しで旅は終わりますよ。
「女の子は少しおしゃべりなくらいの方がモテるよ」
「・・・」「・・・」
「これから行くところは気さくな男子がいっぱいだよ」
「・・・」「・・・」
一時間ほどでおーあみさん宅に到着。
姉妹を無事にお届けしました。
「おーあみさんよろしくお願いします」
「俺ハミゾーです」
おーあみさんは数日前から酷い風邪で寝込んでいましたが、「近くまで行ったら電話します」と言いながら電話し忘れた僕を笑顔で迎えてくださいました。
「ぼく、にゃこじです」
キャリーごとケージに入った姉妹はカチコチ。
奥にいる偽兄弟はブラッキーくんです。
全く空気を読まず「遊ぼうよー」としつこくキャリーの中に侵入。
こんな仲間がいれば、姉妹もじきに新しい環境に馴染むのかな。
姉妹の幸せ探しのバトンは、こうしておーあみ避難所に渡りました。
しばらくは新しい環境で大変かもしれないけど、この日の旅の終着点はいいところだよ。
本当の家を探す旅の力になってくれる人がたくさんいるところです。
がんばってね。
そ、そして・・・・・・
その後、姉妹にさらに姉妹がいることが判明しました。
これまた飯舘村で精力的に活動しているボランティアの「ねーねー」さんが、後日同じ場所で保護したのがこの子です。
この子はねーねーさんが預かり里親さんを探されるようです。
(写真:ねーねーさん)
原発事故から3年8ヶ月が過ぎましたが、今も多くの方たちが犬猫のために日々活動を続けています。
被災地に限ったことではなく、全国どこでも犬猫のために活動を続けている方がいます。
姉妹の保護に関わった方たちはみな、「できることを、できるときに、できるだけ」を実践しています。
時にはキャパオーバーに見えることもあります。
それでも、歩みを止めようとしません。
全国で活動されている方も同じだと思います。
みんなが同じことをやる必要もないですし、できるとも思いません。
実際、僕にはできないことが多いです。
日比さん、おーあみさん、犬班A。さん、Izumiさん、Jupiterさん、ねーねーさん
みなさんの活動を知り、支えることも「できることを、できるときに、できるだけ」だと思います。
僕も自分の「できることを、できるときに、できるだけ」を積み重ねていきます。
それにしても、モフモフ姉妹かわいいな。
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