渋谷写真展4 うたの庭・村の風景2

4月28日から5月3日まで、渋谷ギャラリー・ルデコで開催された猫の合同写真展「ねこ専」で展示した写真のご紹介です。

「人が消えた村のねこ 福島県飯舘村の記録」

今回は、2012年からの顔見知りで家の4姉弟の母である飼い猫「うた」と、除染が本格化してからの村の風景です。

 

 

うたの庭

2年前の「うた」。人に向かってきました。

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うたの子猫4匹は、私の家で暮らしています。
姉弟でいちばん母似の「おたべ」。

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うたは、今も放射能の中を歩いています。

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飼い猫のうたは、村で暮らし続けています。

うたの庭には多くの命が暮らしていました。姿を消した黒猫、里子に出た犬、4匹の子猫、保護されたキジ白猫。

飼い主と猫が再び村で暮らすための選択肢は限られています。村に猫を残していることに、飼い主が何も感じていないわけではありません。

除染が終わっても、夕日に染まるすすきを家族揃って再び目にする日は見えていません。

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昨年末のうた。人に向かってきました。
4年の時間を経ても、彼女は人への親愛を示してくれます。

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よろしければ、こちらもお読み下さい。

うたの庭に暮らしていた犬や猫を通して、私たちにできることを自分なりに書き記しています。

「うたの庭(写真展プレ企画)」

 

 

村の風景

2014年夏頃から、飯舘村では除染が本格化しました。

震災前の人口約6,000人を上回る作業員が村に入り、黒い袋の山を村内の至る所で目にします。黒い袋は仮仮置き場に積まれ、総数は25億個を超えています。仮置き場、最終処分場は決まっておらず、放射性廃棄物の行き先は不透明です。

除染で放射能レベルは半減するものの、人が住めるレベルには程遠い状態です。さらに、除染は住居周辺と農地に限られており、村の75%を占める森林は手付かずのまま。

村内のコンビニエンスストアが営業を再開したり、新しい道の駅の整備が検討されたり、帰村に向けた動きが出始めています。

しかし、現実に目を移せば数年内の帰村には疑問符が付きます。

農家、畜産、酪農を生業としてきた村民が多く、震災前と同じように生業とできるのか?子育て世代が被曝に不安を持ち帰村を希望しないケースも考えられます。避難指示が解除されれば、賠償は打ち切りとなります。村民はいかにして生活を再建するのか・・・・・・

村は、放射能レベルを下げて帰村の方針で一貫しています。村民が移住するための賠償はありません。多くの村民が、避難生活を続けざるを得ません。

人の行く末が不透明なまま時間ばかりが流れていきます。人の未来が見えなければ、村で暮らし続ける犬猫の未来も見えません。

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最後までご覧いただきありがとうございました。
またのお付き合いを、よろしくお願いいたします。

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