渋谷写真展2 マメの物語
4月28日から5月3日まで、渋谷ギャラリー・ルデコで開催された猫の合同写真展「ねこ専」には、たくさんのご来場をいただきありがとうございました。
展示した写真をキャプションとともに紹介させていただきます。
「人が消えた村のねこ 福島県飯舘村の記録」
として、出会った猫たち一匹一匹に焦点を当てた展示をさせていただきました。
主役の一匹は、僕がいちばんたくさん撮影をしてきた「マメ」です。
「マメ」は、いつも人に向かってきます、まっすぐに。
人のそばにいるマメは、私たちと共に暮らす猫と何も違いません。
「また来るからね」
マメは1200を超える夜をひとり過ごしました。
2014年夏、畑は削られ黒い袋に埋め尽くされました。「除染」が終わり、放射能レベルは半減しています。しかし、人が住むにはあまりにも多くの放射性物質が残されたままです。
冬、マメは怪我を機にボランティアに保護されました。野生に飲み込まれる夜、マメは命の脅威にさらされます。飼い主は、マメを手放す決心をしました。
「昔みたいに、村でマメと暮らしたい」、飼い主のささやかな願いさえ叶わぬ現実が飯舘村にはあります。
マメは怪我が癒えた後、新しい家族との暮らしをはじめます。
(展示ここまで。一部写真を差し替えています)
そして、マメは写真展期間中に東京にやってきました。
保護主のはからいで、僕はマメの門出に立ち会わせていただきました。
ここがマメの終の棲家です。
マメは再び人のそばで暮らしはじめました。
マメと会い、僕は村の飼い主と猫について考えさせられました。
よろしければ、下記記事も合わせてお読みになって下さい。
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最後の写真の、マメの安心してくつろいだ寝姿を見て、涙が出ました。
よかったね、マメ。
初めて訪問いたします。
マメちゃんとっても可愛いですね。
ローアングルの迫力のある写真は
とても参考になります。
うちにも猫がいるので
勉強になりました。