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14/12/30 飯舘村犬猫レポート3:マメ離郷

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涙しました、「マーブル」の死に。
痛感させられました、感情や言葉だけでは、写真だけでは何も救えないと。
行動しなければと思います、第二第三の「ラビ」を生めるように。

そして、猫の保護譲渡初心者の僕にも、ラビとすばらしい家族とのご縁を結ぶことができました。
少し大変、でもほとんどは楽しい、だってラビがかわいいから。

一匹の猫の世界を変える力しかありません。
でも、武器を手にした気分です、一匹の猫の世界を変えられるだけの。

誰もが手に取れるものだと思います、この武器は。
勇敢さは必要ありません、猫の幸せを願う想いがあれば。

里親になる、預りをする、現地に行かなくても武器は使えます。
猫を幸せにするのは、少しは大変かもしれません、でもほとんどは楽しいこと。
だって、猫はかわいいですからね。

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さて、まだ2014年が終わっていません…がんばらないと。

■長泥バリケード横

家主さんとはじめてお会いしました。
こんこんと湧き出す13度の井戸水。真冬でも凍ることなく、猫たちの命を支えています。
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3匹の猫が顔を見せてくれました。
ご飯のあるここに居ついた子たちばかりです。まだ人との距離が少しばかりありますが、村から連れ出せる子たちです。
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■マメの家

「マメ」はしばらく故郷を離れることになりました。
目の上の傷のため入院、退院を前に飼い主さんが、村に毎日のように通うボランティアの「日比」さんに告げたそうです「春になるまでマメを預かってください」。

村に通い始めた頃からの顔見知りのマメ。
飼い主のおじいちゃんとも何度かお会いしました。
飼い主とつながりの強い飼い猫の幸せをどう考えるか、難題を突きつけてきたのがマメです。
人の気持ち、猫の命、猫の気持ち。
どこに比重を置くかは、人それぞれだと思います。

時間が経ち、村の犬猫は原発事故だけでなく、放置という別の人災の犠牲者になっているのかもしれません。
誰かを批判しても状況は好転しません。
自分に何ができるのかを考えていただけたらと思います。
僕も考え、できることをやっていきます。

人は彼らの生活を一変させました。
人は彼らのために少しだけ変わってもいいのかもしれません。
村の犬猫に差し伸べられる手が増えることを願っています。

マメの経緯(日比さんのブログ)
・マメ入院
飯舘村訪問日記623 2015/01/09
・マメのお見舞い
飯舘村訪問日記625 2015/01/11
・マメが村を離れることが決まった日
飯舘村訪問日記630 2015/01/17

「おーい」
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「まってたよー」
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「こんちわ」
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「もちろん、腹ペコだよ」
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「雪はきらいだよ」
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除染の外側には高レベルの汚染が残されたままです。
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「あいつら食いしん坊だし、図々しいんだよ」
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「まだ帰らないよね」
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「乗っちゃった」
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「冬はきらいだよ」
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「さびしい感じがするでしょ」
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「まだ帰らないよね」
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「帰っちゃうんだね。わかってる、もうなれてるから」
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さまざまな思いが交錯しますが、安堵します、マメが寒空の下の孤独から解放されただけで。

 

つづく

 

最後までご覧いただきありがとうございました。
またのお付き合いを、よろしくお願いいたします。

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