3.11の村 その1
あの日から3回目の「3月11日」に飯舘村に行ってきました。
亡くなられた方やご遺族の方をはじめ被災されたすべての方々に、少しでも早く安らぎが訪れますように。
前日の3月10日は 「3.10 10万人のことば」公演@浅草・ギャラリー・エフを観る。[詳細]
69年前、1945年3月10日未明。
東京大空襲によりまちは焼け野原となり、十万人以上の人々が亡くなりました。
亡くなった方の多くは、老人、女性、こどもといった非戦闘員であったそうです。
鈴木一琥さんのダンスと、東京大空襲を生き延びた人たちの証言。
焼け野原の中ポツンと生き残り、今も建ち続けるギャラリー・エフの土蔵で、僕の想像力をはるかに越える69年前の人々の経験とまちの光景を目の当たりにしました。
そして、同じ光景が今も世界にはあります。
それは今も昔も人がつくり出している光景です。
今を生きる僕らが、知らなければならないこと、伝え続けなければならないこと。
そして3月11日は飯舘村。
ここにも、僕らが知らなければならないこと、伝え続けなければならないことがあります。
3.11は特別な日。
同時に、避難生活を余儀なくされ続ける村民や、村で生き続ける犬猫たちにとっては、今そこにある異常さのなかの昨日や明日と変わらない一日でしかないのかもしれません。
3.11の飯舘村の光景。ほんの断片でしかありませんが、原発事故後はいまも深い傷を広げ続けています。
この日を記録に残したいといういつもと少し違う”特別”と、犬猫たちに会いたいという”いつも通り”の両方を持って村へ。
今回はチーム銀次のIzumiさんが仕事のため、久しぶりにひとりでの飯舘村訪問。
「みんなによろしく、わたしの分も謝ってきてね」と犬猫へのごめんねを預かりました。
●メェメェの家
メェメェと鳴きながら「メェメェ」登場。
缶詰には興味を示さず、ひたすら人に寄ってきます。
ひょこ。
「缶詰いただきー」の人慣れしていない黒猫さん。食べにくい場所において、すまんね。
ときどき暖かい日差し。
この日の最高気温は3度でしたが、お日さまが顔を出すと寒さをそれほど感じません。
冬の空気に少しずつ春が混ざって来ているのは、猫たちの気持ちよさそうな姿からも感じられます。
ゴロゴロ。いつもかわいい仕草をありがとね。
ポリポリ
チラッ
チラッ!かわいすぎる。
メェメェのお母さんサビやメェメェの子茶トラには会えず。
村に来て思うのは、今日も生きていてくれてありがとう、そしてひどい目にあわせてしまってごめんなさい。
また会おうね。
●犬3匹と猫いっぱいの家
お出迎えはお歯黒ちーちゃん。
「みんな~メシの人がきたよ~」とは言ってないかもしれません…が、訪問を喜んでくれましたよ。
「メシ~たべる~」と、最近少しずつ距離が近くなっている白猫さんも登場。
なにそれw
黒猫、ちょっと慌てて降りてきましたよ。
別の黒猫さんも慌ただしく登場。
遠巻き組。
これでもだいぶ人の近くに来るようになりました。
近い組は、やはりこの2匹。
キジシロ「ムギ」とお歯黒ちーちゃん。
ちょっと待ってねー
ちーちゃんのお歯黒部。
かわいく座って、無言のプレッシャー
無言のまま、さらにプレッシャーw
心の声が聴こえる「メシィィィィィィィ~」
はいどうぞで、大盛況!
右から、ムギ、白猫さん、ちーちゃん、びっこのキジトラ。
びっこのキジトラは、この日はじめて会いました。
前に家の中にいるキジトラを見たのですが、同じ子かもしれません。飼い猫なのかな、とてもなつっこいしね。
股から焼かつお狙いw
前回はIzumiさんに同じ攻撃を仕掛けていましたYO。[前回(下の方)]
へぇー、これに気づかなかったんだ…すごいなぁ。
おもしろいから写真を撮っていたら、あっという間に一本まるごとゲット!おめでとう!
たまにしか食べられないだろうから、どうぞどうぞ楽しんで食べてね。
はなちゃんは、納屋でボケボケw
前回3月4日のレポートで、はなちゃんの写真が少なくて残念というお言葉をいただきましたので今回は多いよw
はなちゃんと一緒に車に戻ると、白猫さんが天井にw
「ヤベッ」みたいなその目がステキだよ。
別にいいよ乗ってても。
はなちゃん包囲網。
びっこのキジトラくんとムギ、はなちゃんが好きなのかご飯が目的なのかは知りませんけど、近くで見過ぎだろ。
包囲網をものともせず。
これはあたしのご飯よ!と猫パンチ発射。
余裕のペロリ。
パンチを喰らったびっこのキジトラくん固まる、ずっと目つぶってるしw
オレ知らね~と他人顔のムギ。この子も図太いよ。
びっこのキジトラくん、いまだ凍りついたまま…
あー、猫たちかわいい、とニヤニヤしていたら近くで犬の鳴き声が…
いいえ、忘れていた訳ではありません、決して。
「木(仮)」熱烈ワンワン
明るい表情とは裏腹に、まだまだ彼らの生活環境は厳しいもの。
日が落ちれば気温がマイナスになる日も少なくありません。
おーーーい、メシィィィィィィィィーーーー
「林(仮)」くん
こっちもこっちもー
へいへい、順番だから待っててね。
「森(仮)」くん
いつも通りに元気にクルクル走り回って大歓迎してくれましたよ。
僕のことも少しは好きみたいですね、よかった。
ワンコたちにご飯とおやつをあげて、車に戻ってみると…
ははは。
いいよ別に、そこがいいならw
トランク側に回ってみると・・・
びっこのキジトラさんがw
いいよいいよ別に、そこにいたいのならどうぞどうぞ。
あー、本当に猫はかわいいw
さて恒例のもりっちのンコ掃除雪かきです。
ひとりなので、もちろん雪かき中の写真はありませんよ。
15分後
点検中のもりっち。
どや、まぁまぁきれいになったろ。
合格だワン!ありがとうだワン!
お礼されたw
お礼その2
どういたしまして。
どこの仔犬じゃいwかわいいね。
ブルブルブルッと木(仮)
びっこのキジトラくん、解けてる。
てか解けすぎ、ぬいぐるみかよ。
けど、実はおっさん顔。
ときどき降り注ぐ日差しはあたたかく、春の到来がもうすぐであることを犬猫たちも感じ取っている様子。
一ヶ月前よりも自然も犬猫たちも明らかに緩んできているのがうれしい。
3月いっぱいは雪が降るという飯舘村にも、毎日毎日少しずつ春が近づいているのを感じます。
あ、朝出遅れたとはいえ、ここでもうお昼過ぎ…
[つづく]
最後までご覧いただきありがとうございました。
またのお付き合いを、よろしくお願いいたします。
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