雑誌『ねこころ7月号』発売・飯舘村のマメ
5月25日発売の雑誌 『ねこころ7月号』 に
原発事故被災地で生き続ける猫
飯舘村のマメ
を掲載していただきました。
マメは原発被災地となってしまった福島県飯舘村で暮らす雄の老猫です。
あまりの人懐っこさに、僕にとって飯舘村で最も気になる猫の一匹になりました。
帰り際、寂しそうにこちらを見つめるマメ。
飯舘村の全村民が避難した日から2年以上、マメは人恋しさを募らせながら村で暮らし続けています。日中は村への立ち入りができますので、飼い主のおじいちゃんは週に何度かマメに会いに避難先から村に戻っています。
しかし、原発事故前にあった当たり前の幸せは失われたままです。
「おなじ空の下 今この瞬間もマメは生きている」
今回の記事では、本文も書かせていただきました。
そして、上のコピーを考えました。
詩的でもなく、何のひねりもありませんが…
正直に告白すると、マメのことが頭の片隅に追いやられ、意識の中から消えることがあります。
離れた場所で、震災前と何ら変わったように見えない場所で、何かに追われたり、目の前の生活に心満たされたりして過ごしていると、目に映っていないものを見ることができなくなることがあります。見えていなければ、痛みを感じることもありません。
僕はこれまでの人生で、多くのことを自分の視界から消して、痛みを避けてきたのかもしれません。
しかし、僕がマメのことを感じているかどうかに関わらず、マメは飯舘村で生きています。
同じように、多くの動物たちが住人が避難した土地で生き続けています、あるいは死に続けています。
福島第一原発近隣の広大な土地への立ち入りができなくなっていること、
今だに30万人以上の人が避難生活を強いられていること、
避難したくても避難できないでいる人がいること、
事故を起こした原発がまだまだ危険をはらんでいること、
被災地の多くで復興とはほど遠い状況が続いていること、
これらもまた、同じ空の下で起こっている現実です。
「おなじ空の下 今この瞬間もマメは生きている」
僕はこのことを忘れずにいたいと思います。
そして、ひとりでも多くの方に被災地への関心を持ち続けていただけたらと思います。
それでは…マメの住む飯舘村生まれの四姉弟による宣伝にお付き合い下さいm(_ _)m
おたべ「この猫マメっていうんだ」
かみ「そうだよ。おたべが生まれた村に住んでるんだよ」
おたべ「へー…でもマメより、塩えんどう豆のほうが好みね」
(つまみ食い犯はきみか…)
すみちゃん「えっ、塩えんどう豆!あれおいしかったわ。これもおいしいの」
かみ「おいしくない」(きみもつまみ食い犯か…)
表紙ごっこー
すみちゃん「胸に少しだけ白い毛が生えてるの」(関係ないし…)
表紙ごっこー
のりこ「わたしのほうがかわいいわね」(丸いし…)
ふく「し、塩えんどう豆~」(ただの猫じゃらしです…きみもか)
ものまねー
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