【7】小春

小春

2012年5月26日

通りが見渡せる木陰で誰かが来るのを待っていた「小春」。
車を降りた私に、彼女はまっすぐ歩み寄ってきました。
2年後、野生動物に深傷を負わされた小春は、助けを求めるように私の前に姿を現しました。

人がいなくなってから、小春は生きづらさを感じていたのだと思います。彼女はいつも人に助けを求めていたのかもしれません。
病院に連れて行ったものの小春を救えませんでした。
彼女に手を差し伸べられなかったのを、私は後悔しています。

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