【11】マメ

マメと飼い主

2013年4月14日

一時帰宅した飼い主の側を離れない「マメ」を見て、この地にかつてあった当たり前の時間に思いを馳せました。
飼い主は、4日ごとにスクーターで飯舘村に通っていました。
マメの好物の鮭おにぎりやまぐろの缶詰を必ず持ってきたそうです。
時間の経過とともに、飼い主の帰宅頻度は減っていきました。
生業の農業を失い、狭い仮設住宅暮らしをするうちに、気力も体力も奪われていったように見えました。

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