【48】チャッピー

チャッピー

2019年11月21日

2019年12月19日

飯舘村に通いはじめた頃、私の心の重たい空気を払い除けてくれたのは「チャッピー」の明るさ。
チャッピーは23歳まで生きました。
かつては、林業を営む飼い主に付いて山に入っていたそうです。
昼寝したり走り回ったり、チャッピーの笑顔が浮かびます。
晩年、彼の目と耳は弱りました。足腰も衰えました。
しかし、ぶつかっても、つまづいても、構わず歩みを進めていました。
転んで鼻をすりむいても、どこ吹く風。
チャッピーは、ありのまま堂々と生きていました。
独特のリズムをもつステップ、デビルマンを思わせる目やにのあと。
人の側を離れず小屋に戻ろうとしないチャッピー、彼を囲んでの飼い主との談笑。
チャッピーのいた時間を思い出すと、温かい気持ちになります。
彼は私に笑顔を残してくれました。

2019年11月14日

チャッピーと開拓した散歩道。輝く草原や森をチャッピーと歩く時間は、私のお気に入りでした。

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