河原猫ももくんに会って思ったこと
先日、出先でちょっとした空き時間ができましたので散歩に行ってきましたよ。
都内某所の河川敷です。
「猫でもいないかな」と淡い期待を抱きつつカメラをしのばせ、平日昼間ののどかさを満喫しながらの贅沢散歩です。
あっ、いたっ!
近寄ってみると猫のエサやりに来ていたおじさんがいらっしゃいましたよ。
訳あって写真掲載はできませんが、やさしそうなおじさんです。
「ここに遊びに来たときに、猫がなついてきてね…それ以来、ほとんど毎日エサを持ってきているんだ」
おじさんはの家は少し離れた場所にあるそうですが、お天気の良い日は自転車で、雨の日はバスに乗って、数年間ほぼ毎日猫に会いにきているそうです。
猫もおじさんの自転車が近づくとうれしそうに近寄ってスリスリしていました。
この周辺にはいくつか猫の暮らすポイントがあり、おじさんも何箇所かを回っているそうです。
不妊去勢は地元のボランティアがやってくれたそうで、おじさんの顔見知りの猫はみんな耳カット(不妊去勢の済んだ印)がされているそうです。
ご飯を食べて満足そうな猫くん。
「名前はももって言うんだ」とおじさんが教えてくれました。
しばらくウロウロしたら、草むらに潜り込んでお昼寝です。
家の「ふくふく」です。
ももくんと同じく黒白ヒゲ男子です。
ももくんの方がふっくら体型で、厳密に言うとあまり似てはいませんが、最近の僕は従来からのキジトラに続き、黒白の猫を見ると普通より少し余計に親近感を覚えます。
そんな訳で、おじさんが次のポイントに向かった後も、しばらくももくんとの交流を試みましたよ。
しばらくすると「ぼくと遊ぶ?」てな感じで近づいてきました。
おじさんとにこやかに話をしていたので、僕への警戒心は少し薄れたようです。
かみ「あ、遊ぶよ!」
もも「いいよ、遊んであげるよ」
微妙に上から目線だけど気にしないことにしよう…
もも「いま、おもちゃここに投げたよね、投げたよね」
猫じゃらしや、たまたま持っていた猫のおもちゃでしばらく戯れましたよ。
遊びに満足したら自由行動開始です、トコトコ♪
さわやかな秋晴れ、ももくんも気分が良さそうです、トコトコ♪
バタリ、ノビーー
ひたすらのどかな時間です、幸せです。
ふわぁ~~っ、とな
にょきーーん
もも「良い写真撮れたでしょ」
かみ「へい、ありがとうさん」
もも「それはよかったね、ウッシッシッシッ」
真面目な顔もあるよ。
気がついたら1時間以上遊んでもらっていました。
もも「じゃあ、オレは忙しいからまたな」
かみ「ありがとう。バイバイ、またね」
何が忙しんだろうか…まぁいいや。
彼はおじさんにかわいがられご飯をもらい、この場所で幸せそうに暮らしていました。
夏の暑さや冬の寒さ、その他さまざまな危険…家の中で暮らすよりも大変なことは多いだろうとは思います。
理想を言えば、家猫になれたらもっといいなとは思います。
しかし、これはこれでありなのかなとも感じました。
少なくとも人と関わる中で、彼は幸せそうな表情を見せてくれました。
最近、世の中が僕が考えるのと違う方向に進んでいるように感じて、少しいらついていました。
自分が何をしようが大きな流れには逆らえなのかな、そんな風に思うこともありました。
しかし、おじさんとももくんに会って思い出しました。
まずは自分の手の届く範囲で、自分が望む形をつくっていくこと、そのためにできる範囲で行動することが大切なんだと。
ひとりひとりが自分の周りを幸せにしていけば、みんな幸せになれますね!
最後に、黒白つながりで・・・
飯舘村であった黒白ヒゲ猫ちゃんも、
黒白きょうだいのお母さんうたちゃんも、
同じ時代に同じ空の下に生きているかわいい子たちです。
そして、幸いにも僕の手の届く範囲に居てくれます。
たいしたことはできませんが、これからも美味しいのもってたまに会いに行くから、みんながんばれ!
少し書き足りない気がしますが、おわります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
またのお付き合いを、よろしくお願いいたします。
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