はやみーのお話

「ほぼキジトラ」No.279

出演　はやみー♀

家には、原発事故被災地の飯舘村からやってきた三毛猫の「はやみー」がいます。
このブロクに、まだ一度しか登場させていなかったので改めてのご紹介です。

「はやみーです」
推定15歳のおばあちゃん、普段はだいたい目つきが悪いです。

「はやみーです。」
本当はかわいい顔しています。

はやみーは、2012年7月8日に成り行きで…いいえ、縁あって上村家にやってきました。

はやみーが飯舘村で暮らしていいた時の名前は「ミケ」
飼い主さんが避難先から村に戻って世話をしていたものの、野生動物に噛まれて腕に深い傷を負ったのをきっかけに、最終的に家にやってくることになりました。

「ミケはもう歳だし、村にいたらこの夏を越せるか…」
飼い主さんは、老猫ミケが野生動物のいる厳しい環境で、幸せに暮らしていくのは難しいと判断されて、「ちーむぼんぼん」さんに保護依頼をだされたそうです。

ちーむぼんぼんさんというのは、飯舘村で暮らす犬猫の不妊去勢や保護、給餌を行なっている個人有志の動物救護ボランティアチームで、僕も何度かお手伝いをしたりで、ちーむのみなさんとは仲良くさせていただいています。

7月8日にリーダーの早川さんに「飯舘デートしよ」と誘われたのですが、
デートとは名ばかりでワンコのうんちにまみれながら、村で暮らす犬をワクチンや不妊去勢手術のために病院まで搬送する、搬送する、搬送する…3往復くらいしました。
こんなに疲れるデートは、はじめてでした…楽しかったですけどね！

ちょっと、話が長くなってしまいましたね…もう少々お付き合い下さい。
で、「ミケ」ですが、実はこの日まで腕の怪我の治療のために福島市内の病院に入院していました。

「大網さんがミケを引き取ってくれることになったので、 上村さん届けてもらえます？」
そう言って、退院したミケを早川さんに託されたわけであります。

早川さんは関西在住で、僕は大網さんの家までそう遠くないところに住んでいるので、成り行き上ミケを福島から神奈川まで送り届けることになりました。
だいたい、これが話しの流れでありまして…福島から5時間ほどミケと二人旅
道中、ミケとおしゃべりしながら楽しく帰ってくるうちに、かわいくなってしまって…以下省略。

あっ、 そうそう、はやみーの名前の由来ですが、当初三毛猫が複数いる「おーあみ避難所」入りする予定であったため「ミケ」じゃアレなので、早川さんが保護したミケということで「ハヤミケ」になりました。
その後、ちょっと呼びにくいからという理由で、家に来て数日たってから「はやみー」になりました。

※大網さん・・・福島原発20km圏内犬猫救出プロジェクトのリーダーです。

●はやみーデザイン

かわいらしい右サイド

もみあげ　迫力の左サイド

あごひげなのに、アイラインも…
はやみーは、おばあちゃんだけど遊びますよ。

綱引き中…遊んでる時は、子供っぽい顔になります。

はやみー、よく食べてよく寝て元気です。

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