【50】ミケ

ミケ

2020年8月26日

とある餌場で暮らす「ミケ」は、元は近隣の飼い猫でした。避難のどさくさで家族と離れ離れになりました。
ミケの餌場を毎週訪ねるようになった頃、遠目に見た彼女はしかめっ面、私が数歩近づくと急ぎ足で身を隠しました。
ある時、ビデオカメラを置きっぱなしにして撮ったミケを見て、はっとしました。
彼女なりに人の訪問とご飯を楽しみに待っていました。
私はミケと仲良くなりたいと思いました。
それから、会えそうな時間に彼女を訪ねるようにしました。
草むらに潜むミケに、話しかけました。名前を呼びました。
やがて、ミケは毎回姿を見せるようになり、逃げ足がゆっくりに。
少しずつ近づけるようになりました。
まだまだ仲良しには程遠いですが、気持ちは伝わっていると感じます。

この写真は、まだまだ彼女との距離が遠い頃。

関連記事一覧