北海道の「犬専門」情報誌『わんハート』2018秋・冬号 vol.14(財界さっぽろ)に、私の写真をご掲載いただきました。
原発被災地の福島県飯舘村が避難区域だった時に撮った、老犬「マル」と「ピッコロ」です。

「ペット防災の大切さをもう一度・・・」
編集部の方と掲載写真についてのやりとりの最中、9月6日深夜に北海道胆振東部地震が発生しました。
最大震度7の情報は、東京に暮らす私にも衝撃でした。

被災した編集者の記事には、今回の地震で見えた札幌のペット避難のリアルが綴られており、興味深い内容です。
残念ながら、ペットの同行避難、同伴避難はまだまだ改善の余地を多く残していたようです。
「基本的には道内全域の避難場所でペットの受け入れが可能とされている」にも関わらず、実際にはペット不可であったり、ペットは屋外でケージに入れて管理しなければならず、避難場所に足が向かなかった飼い主が少なくなかったとの指摘が印象に残りました。

災害時、自分は家の猫をどうするかまでは考えています。
しかし、私は自治体にペット避難について問い合わせたこともありません。
疑問を投げかけたり、確認したり、意見や要望を伝えたり…
自治体に住民がペット避難に関心を持っていると伝えることが、より充実した自治体の備えにつながり、もしもの時の避難場所の運用をスムースにするのではないでしょうか。
社会を構成する私たちひとりひとりが意識を高めることで、より良い社会が生まれるのだと感じます。