まるまるの回想録(い)ごはんをもとめて

いよいよ来週に迫った「Tabby Photo」の猫写真教室でお配りするプリントを作成しています!(チラ見せ)

とツイッターでつぶやいたら、「テストがあるんですか?」と…

ないですよー(笑)

コツとか技が書いてあります!

lesson

 

「この写真はこうすると撮れます」をお話して、ご参加のみなさまにどんどん猫さんを撮っていただきます。

「へー」もあれば、中には「なんだー、そんなちょっとしたことで…」もあると思います。

ちょっとした工夫で、写真は確実にかわります!

ご参加のみなさま、どうぞ楽しみにしていてください。

まだまだご参加も受付中です。

 

 

さて、外猫改め保護猫「まるまる」の里親募集を近日スタートする予定です。

「まるまるの回想録」として、彼のこれまで歩んできた道を振り返ります。

 

 

おれは、ただののらねこだよ

どっかでうまれて、どっかでいきてきたんだ

まいにち、ごはんをもとめてさまよってるよ

きょうは、たまたまここでひるねしてるだけだよ

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たまたまってのはうそだな

ねこをかってるいえは、おれたちのらねこにもかんだいなことがおおいからな

まどからねこがのぞいてたから、おこぼれにあずかれないかとおもってね

20100825-_ND36725

 

 

いきるためにあたまをつかってるよ

すこしだけひとからみえるようにな

20100825-_ND36753

 

 

まいにち、おなかいっぱいたべたいよ

あしたもごはんにありつけるといいな

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よのなかいいことばっかじゃないからさ

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きをはっていきてるよ

20130105-_2KU2368

 

 

数年前のまるまるは、ごくたまに庭に顔を出す野良猫の中の一匹でした。

それこそ月に一度見るか見ないか。

彼は警戒の鎧をまとっていました。

彼の宝物は、まだ眠っていました。

 

『まるまるの回想録(ろ)なわばり』につづく

 

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飯舘村のマメ 終の棲家に着地

猫写真家ユニット「Tabby Photo」のテーマ対決の3回目

今回は「飛び猫」がテーマです。

写真集「飛び猫」の五十嵐健太さんご了承済みの企画です。

 

 

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20120701-_DSC3834

 

 

人の住めなくなった土地で犬と猫が暮らしている。

原発被災地・飯舘村は、世界でも稀に見る特異な状況にあります。

村で出会った老猫「マメ」は、今春里子にでました。

村への立ち入りはできますので、老齢の飼い主さんは避難先から通ってマメの世話をしてきました。

しかし、マメを手放す決断をしました。

生業であった農業を奪われ狭い仮設住宅での暮らしが、飼い主さんから体力も気力も奪っていったのは想像に難くありません。

避難生活は4年を超えています。その終わりは見えていません。

 

 

マメは時おり、通りを見渡せる場所で佇んでいました。

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マメの飛んだ先は、人の側でした。

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昨冬の怪我を機にボランティアに保護されたマメは、郡山の被災動物シェルター「福猫舎」で傷を癒していました。

再びマメと一緒に村で暮らしたい。

飼い主さんご家族の偽らざる気持ちだったと思います。

しかし、終わりの見えぬ避難生活の中、飼い主さんはマメを手放す決断をされました。人のいない土地でマメを命の危機に晒し続けられない。マメに寂しい思いをさせ続けるのは不憫だ、そんな想いがあったのだろうと想像します。

そして、マメは今春東京の里親さんの元へやってきました。

長くマメを撮影していた僕は、福猫舎の「犬班A。」さんの計らいで、マメの門出に立ち会うことができました。

マメの里親さんは、過去に犬班A。さんから被災地で保護された猫を譲り受けています。

老齢で猫一倍なつっこいマメにぴったりのご家族だと、犬班A。さんが里親の打診をしたそうです。

 

 

東京へやって来た日のマメ。

犬班A。さんのもとで、被毛は村時代よりピカピカ、体もふっくらと変化していました。

豊かな自然に抱かれた飯舘村から、東京都心へ。

人がいれば、環境の変化にはあまり動じないタイプのようです。

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先住猫の「ミーコ」ちゃんも、原発被災地域の出身です。

当初は距離のあった二匹も、マメのラブコールにより近づいているそうです。

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東京の風景は、マメの目にどう映っているのでしょうか。

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マメは再び人の側で暮らしはじめました。

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マメは4年近い不遇を乗り越えて、終の棲家へと着地しました。

元の飼い主さん、橋渡しをした人たち、そして里親さん、想いはさまざまです。

マメにプラスである、この一点で関わった人たちは思いをひとつにしています。

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原発被災地は今も原発被災地であり続けています。

今も数多の人や動物が渦中にいます。

大きな岩を動かすのは簡単でなくても、

細部に視点を向ければ、手に余る数の石が目に飛び込んできます。

社会は人の総意の現れと僕は考えています。

石を手に取る人が溢れかえれば、大きな岩もグラつくかもしれません。

よくわからなくなることがありますが・・・・・・

 

 

しかし、マメという宝石が再び輝く地位を得たことを心より祝福したいと思います。

マメ、お幸せに。

 

 

飯舘村の犬や猫を取り巻く状況について簡単にまとめた、下記ページ中段あたりの「村の風景」もよろしければ併せてご覧ください。

渋谷写真展3 ゴエモンの幸せ・姿を消した猫たち・村の風景1

 

 

『可愛く猫を撮りたいにゃ♪フォトレッスン』 参加者募集中です。

お部屋でうまく愛猫の写真が撮れない…
家の子もっとかわいいのに…
を、解決します!

プロの猫写真家が明るくブレずに愛猫のかわいさを引き出す撮影のコツをお教えします!

猫写真家ユニットTabbyPhoto(上村雄高×中山祥代)オープニング企画。
会場 浅草のお洒落な猫カフェMONTAさん
6月24日(水曜)7月18日(土曜)
詳細&お申込み方法⇒『可愛く猫を撮りたいにゃ♪フォトレッスン』のご案内

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夜のみーちゃん

6月2日、飯舘村にて「みー」ちゃんに会いました。

 

夜の帳が下りました。

街灯は少なく、いまや家々から漏れる明かりはありません。

月明かりがうっすらと世界を浮かび上がらせます。

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風の音、そして何かがうごめく音。

数多の命が闇の中に生きています。

そして、猫も。

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東京へつづく道は、みーちゃんによって塞がれました。

ヘッドライトを消し視界を遮ると、この村から損なわれたものが鮮明に浮かびあがります。

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私たちの感情移入よりも、猫はたくましくたんたんと生きています。

そうするしかないし、それが本能だと思いますから。

 

飯舘村にも、私たちと同じだけ時間が流れ、ものごとは現在進行形でどこかに向かっています。

人の意志と行動で行き先は決まるのだと思います。

 

 

この日のレポートは後日改めて掲載します。

レポートが遅れていますので、少しだけ先に書きました。

 

 

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米太郎日記 あたらしいおうちへ

 

ぼく、こめたろうです。

すっかりここでのくらしになれました。

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せんじつはひどいめにあいました。

ぼくはごきろぐらむになっていました。

ちくっといたいめにもあいました。やです。

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あみっ?! なにっ?!

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かたまるのはむかしからとくいです。

こちーん

でもいまはにげるべきです。

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ぼくをなめてはいけません。

にげあしははやいです。

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おうじょうぎわがわるいねだよ、こめたろうくん。

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がきね

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ぼく、こめたろうです。

ちらっ、だよ。

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くさみたいなともだちがすきです。

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よくあそびました。

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(すうじかんご)

ちくっするなら、ぼくがねてるあいだにおねがいします。

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あれっ???

どうもようすがおかしいです。

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ごくりっ

どうやらぼくは、さとおやっていうひとのいえにいるみたいです。

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にげだせそうにありません。

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うっ・・・・・・

こっちにもにげみちはないようです。

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(すうじつご)

ぼ、ぼく、こ、こめたりょでし

げ、げんきでし

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(すうしゅうかんご)

ぼく、こめたろうです。

げんきです。

おそとのくうきをすってのんびりしています。

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ぼくはあたらしいおうちがすきです。

りゆうは、むすこのようにかわいがってもらえるからです。

にんげんのおねえさんは、ぼくを「こめたろー」ってよびます。

ねこはぼくだけです。

おやつはぜんぶぼくのです。

ぼくはここでくらすことにきめました。

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ぼくはいえねこになりました。

おそとでらちされたときには、じんせいのしゅうえんかとおもいました。

でも、いまやおぼっちゃんです。

ここでずっとかぞくとくらします。

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あっ

おうちのたんけんをするので、このへんで。

 

 

米太郎日記は下記からはじまります、よろしければご覧になって下さい。

『米太郎日記6 2015/2/10 さいしょのみっか』

 

 

ぼく、こめたろうです。

「もっとかわいくとってにゃん」ってこうぎされているひとにおすすめのしゃしんきょうしつです。

『可愛く猫を撮りたいにゃ♪フォトレッスン』 参加者募集中です。

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渋谷写真展6 村の猫たち2・米太郎の門出

4月28日から5月3日まで渋谷ギャラリー・ルデコで開催された猫の合同写真展「ねこ専」で展示した写真のご紹介その6、最終回です。

「人が消えた村のねこ 福島県飯舘村の記録」

今回は、村の猫たちの写真後編と、保護猫「米太郎」のお届けと新生活の様子をお送りします。

 

 

村の猫たち2

『山津見神社隣の黒猫』(飯舘村在住)
合わせて二桁の飼い猫と野良猫が共存しているお宅の一匹。この猫は野良。家主やボランティアが与えるフードで生きるうちに、少しずつ人なつっこさを身につけてきました。時間の経過とともに、村の野良猫は人との距離を縮めています。生きるための本能的な変化のようにも感じられます。

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『こさくら』(飯舘村在住)
こさくらは、縁側から通りを見つめるように佇んでいます。飼い主やボランティアを待ちわびる猫は少なくありません。
飼い主の心情を思えば簡単に猫を手放すようには言えませんが、猫を思えば複雑な心境になります。猫の4年は短い時間ではありません。帰村には時間がかかります。飼い主と猫が共に暮らせるよう、今からでも行政には取り組んでもらえたらと思います。

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『ナナ』(飯舘村在住)
飼い猫3匹寄り添い暮らしています。初対面でも親愛に満ちた表情を見せてくれました。猫は人の営みに寄り添い生きる動物。彼らの人なつっこさは生きづらさの裏返しなのかもしれません。

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『ミチ』(飯舘村在住)
飼い猫「みみ太」とともに村で暮らしています。飼い主は、避難後に旦那様を亡くされるなど苦難を日々を過ごしてきました。猫に会えるのが楽しみと帰宅頻度は多目です。

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『GS横の茶トラ猫』(保護されました)
餌場に居着き、やがてスリゴロ猫に変貌した猫。他の猫とも上手に付き合っていました。彼の愛嬌があれば、家猫への道は決して険しいものではありません。
人が少しばかり手を貸せば、彼の世界は変わります。

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『米太郎の親戚』(飯舘村)
「米太郎」より1年上の同じ場所で生まれた兄弟。真ん中が母猫です。彼らもまた、米太郎と何も違いのない猫です。この親子の他に、米太郎の母や兄弟も残っています。置き餌の多くはタヌキなど野生動物に奪われます。過酷な環境下で彼らは今日も生きています。

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『米太郎の親戚』(飯舘村在住)
「米太郎」家のほど近くに暮らす兄弟猫。おそらく米太郎と血が繋がっています。この兄弟も不妊手術後に保護場所がなく、村に戻り暮らしています。人を警戒しながらも、人の運ぶフードを頼り生きています。彼らは、家族を得た米太郎と何も変わらぬ猫です。
※左の猫は保護されました。

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『米太郎』(里親決定)
僕が保護した「米太郎」。初対面の日、彼はまだ子猫の面影を残していました。幼さと必死にフードを貪るギャップが印象的でした。
米太郎は、人一倍怖がりで臆病です。その性格を持ってしても、差し出したフードに飛びついたのは、彼の抱えていた空腹がいかほどだったかを物語ります。
よくぞ生きてくれたと思います。

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「米太郎」は、もうすぐ猫生の第二ステージに進みます。里親様のおかげです。
人なれゼロから、布団に潜り込んでくるまでに米太郎は成長しました。家に来た日、彼の目は恐怖と不審に満ちていました。ひと月ふた月、牛歩のスピードで彼は家猫らしさを身につけていきました。猫は環境に合わせて自分を変えてくれます。あとは、人が変わるだけだと思います。
保護猫の里親になれば、保護主に新たな猫の保護枠が生まれます。
1人が100匹ではなく、100人で100匹。「ひとりが一匹の輪」が広がることを願っています。
ひとりの行動には、一匹の猫の世界を180度変える力があります。
そして、保護まで猫の命をつなぐには給餌活動が欠かせません。給餌活動やボランティアへの支援も、猫の命をつなぐ行動です。行動する人が何倍にも増えることを願っています。
東京と飯舘村は道でつながっています。そこには、あなたの猫と何も変わらぬ猫が生きています、あなたと何も変わらぬ人の暮らしが奪われたままです。
私たちの意志と行動で世界は変えられると、僕は信じています。

ご来場ありがとうございました。

 

 

以上で、展示写真の紹介を終わります。

 

 

そして、展示のトリを努めてくれた「米太郎」のお届けの様子をお伝えいたします。
生粋の野良だった彼は、家猫になりました。
里親様も写真展にご来場くださって、米太郎の故郷がいかなる場所かを心に刻んでくださいました。

 

 

お届け日の朝、米太郎は家にきた四ヶ月ほど前とは別猫の振る舞いでした。

体の力を抜き、目から恐れは消えていました。

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家に来てすぐの米太郎。

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飯舘村から東京にやってきて以来、二回目の引っ越し。
米太郎は終の棲家に身を置きました。

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人と暮らし、同居猫たちに揉まれ、彼はいくらかのたくましさを身に纏っていました。

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里親様は、米太郎を迎えるにあたり、隔離できる部屋と数々のグッズをご用意してくださいました。
くさみたいなともだちもいます!

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米太郎の臆病さに脱走防止に神経質になった僕でしたが、里親様は僕の不安を払拭してくださいました。部屋の窓には格子が入っています。

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もっとも心配な玄関からのすり抜け防止には、ペットゲート。
しかしこれは仮の姿です。

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後日里親様のFacebookで目にした、新しい脱走防止柵。すごい!
190cmの高さで、活発な若猫でも簡単には乗り越えられません。そしてオシャレです!

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気弱で控え目な米太郎は、客観的に見れば家猫としては発展途上、道半ばでした。
しかし、米太郎がいっぱしの家猫になる資質を備えているのも明らかでした。
彼は、これから里親様のもとで愛情と寛大さに抱かれ、家猫として成長していきます。
近い将来、彼が膝上で油断をさらけ出す姿が目に浮かびます。
「米太郎くんにとって家はふさわしいのか」
里親さまの愛情は、米太郎がかわいいにとどまりません。
米太郎には厳しいと思える条件がありましたが、ここでなら彼は心のハードルを乗り越えられると確信できました。

 

 

かくして、米太郎は家族になりました。

名前は「米太郎」のまま。
娘さんが「こめたろー」と呼ぶ響きがかわいかったのが決め手です。
彼は僕の予想を遥かに上回る適応能力を発揮してくれています。
お届けの翌日にはトイレにいき、フードを口にしました。
(写真:里親さま)
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米太郎は3週間ほどで、自ら甘えるようになりました。
里親様からの歓喜のメールに、僕も同調したのは言うまでもありません。
(写真:里親さま)

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米太郎は野良猫から家猫に昇格しました。

彼の変化は僕にとって、原発被災地で心を閉ざしている猫たちの希望にも感じられます。

人の住まぬ土地で野垂れ死ぬのか、家族の側でおやつをねだるのか、分かれ道は人が少し手を添えるかどうかでしかありません。

 

保護から譲渡まで、米太郎にたくさんの応援をいただきましたこと、心より感謝いたします。
ありがとうございました。

 

米太郎の保護からの様子を記した日記も、よろしければご覧になって下さい。

『米太郎日記6 2015/2/10 さいしょのみっか』

 

 

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