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【お知らせ】写真展『Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち』@東京・浅草(4/23~5/26)

東京・浅草の「ギャラリー・エフ」さんにて写真展を開催させていただくことになりました。

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『Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち』

会期|2014年 4月23日(水)~5月26日(月)
@ ギャラリー・エフ 浅草[HP
東京都台東区雷門 2-19-18 [地図
12:00~19:00(最終日は17:00まで)|火曜休
入場無料(犬か猫のフード1品をお持ち寄りください)
※フードは飯舘村の犬猫に届けさせていただきます。
写真展詳細@ギャラリー・エフHP

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飯舘村は2011年3月の東日本大震災後に起こった、東京電力福島第一原発の事故により放射性物質に汚染され人が住めなくなってしまいました。
しかし、飼い犬や飼い猫は避難先で飼うことが認められておらず、飼い主と離れ離れになったまま3年の月日が流れようとしています。

僕がはじめて飯舘村を訪れたのは原発事故から1年近くが経った2012年2月。
村に行くまでは、自分が犬猫に会うために何度も通うことになるとは思っていませんでした。
しかし、そこで会った彼らの笑顔や喜びを目の当たりにし村へ通わずにはいられなくなりました。

今回の写真展のタイトル『Call My Name』は、
「同じ空の下、自分の家にいる猫と何も違わないかわいい愛おしい存在が村で生き続けている」という僕の話を受け一緒に飯舘村に通うギャラリー・エフのIzumiさんが考えてくれたものです。
「名前を知りたい、名前を呼ぶ、という行為は、近づきたいという最初の一歩、二度目があるという約束への一歩です」。
「原発事故の影響で人が住めなくなった飯舘村には、およそ200頭の犬とおよそ400匹の猫が取り残され、飼い主の帰りを待ち続けています」
ニュースでは数字に置き換えられてしまう犬や猫たち、しかし村で暮らす犬猫も、かつて飼い主に名前を呼ばれ幸せに暮らしていました。
彼らにもあなたやわたしの家の犬猫と同じように名前があります。
あなたやわたしの家の犬猫と何も違わない喜怒哀楽を持つ愛おしい存在です。

今、飯舘村の村民は自分の意思や希望とは関係なく、誰かの思惑や利益のために身動きがとれないまま放って置かれています。
人が動けないから、犬猫も救われないまま時間が過ぎています。

しかし、それとは関係なく東京には原発事故前と同じように見える人の営みが戻っています。

私たちひとりひとりが作った社会が生み出した今の飯舘村。
どこか遠い世界の名も知らぬ人々の悲劇として、見過ごしてよいものとは思えません。
東京からたった250kmほどの場所で今も起こり続けいている現実、もしかしたら自分の身に起こっていたかもしれないこと。
そして、日本がこのまま進めば繰り返されること。そして、次は自分が放って置かれる存在になるかもしれないこと。

自分の意思で動くに動けない…
村の犬猫たちが置かれている状況は、村の人たちが置かれている状況の象徴のように見えます。

犬猫の存在が、いまそこにある現実や哀しみを知るきっかけとなればと思っています。

今回展示する写真には、原発事故直後に警戒区域で起こったような動物の悲惨な姿を写したものはありません。
しかし、飯舘村に現にある哀しみや悲惨の感じられるものはあります。
どうか目を背けずに、村民や犬猫が置かれた現実を知って欲しいと願っています。
そして、彼らのために自分が何ができるかを考えていただけたらと願っています。

なぜなら、村民は僕らと同じように名前を持った人であり、村の犬猫は僕らの犬猫と同じように名前を持ったそれぞれが唯一無二の愛おしい存在だから。
そして、同じ空の下いまこの瞬間も生きている命だから。

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今回の展示では、画家の町田尚子さんに作品参加をしていただけることになりました。
この3年余りの間に飯舘村で亡くなった犬猫を描いてくださいます。
町田さんも飯舘村に犬猫の給餌に通われています。

 

[会場|ギャラリー・エフ 浅草]
江戸時代末の慶応4年(1868)、江戸の商業地として栄えた浅草雷門に建てられた土蔵を再生したアートスペース。国内外のアーティストたちの展覧会を開催する他、音楽、伝統芸能、パフォーマンス、講演会など、幅広い表現の場として活用されている。カフェ/バーを併設して1997年にオープン。1998年文化庁登録有形文化財に登録。
※ギャラリー・エフHPより転載

会場の蔵は、東京大空襲で焼け野原にされてしまった浅草にポツンと残り、今もそこに立ち続ける特別な場所。
ここでは、「忘れてはいけないこと(忘れゆくもの)、失ってはいけないもの(失われゆくもの)、見ようとしなければ見えないもの」というテーマで、これまで数々の展示やイベントが開催されてきました。
この場所で『Call My Name』を開催させていただけること、僕には大きな大きな意味のあることに感じられます。

 

■チラシ配布のお願い

写真展のチラシができました。(このページの写真)
東京近郊の店舗や施設などでチラシを置いていただける方がいらっしゃいましたら、ご協力をお願い致します。
ご協力いただけます場合は、お手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。
その際、設置していただける店舗や施設の情報とご連絡先をお知らせください。

kami@nekotoru.com
※@を半角にしてください。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。
またのお付き合いを、よろしくお願いいたします。

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